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住宅の予算を決める際の考え方

FREE PEACEファイナンシャルプランナーの黒澤です。

今回は「住宅の予算を決める際の考え方」といったテーマでお話していきたいと思います。


目次[非表示]

  1. 1.予算を決める考え方
  2. 2.無理なく返せる額の算出方法
    1. 2.1.住宅ローン借入額の算出方法
        1. 2.1.0.1.①年収倍率
        2. 2.1.0.2.②年間返済比率
  3. 3.年齢や家族構成、ライフプランによって予算は様々
    1. 3.1.【検証】2つの世帯で比べてみた
  4. 4.住宅の購入予算はライフプランによって決める


皆さんは住宅の購入予算を決めるとき、どういった基準で考えられるでしょうか。

〇今の家賃と同額水準の返済額になるように住宅ローンを組む。

〇お勤め先の同僚の方(自分と同じくらいの年収や年齢)の購入事例と同じくらいの価格帯で探す。

〇なんとなく。 今の毎月のお金の使い方から、多分このくらいなら支払えそうかな…?

人それぞれ、色々な基準があるか思います。

そして、住まい探しの中で、誰もが一度はこんな疑問を持つのではないでしょうか。

「自分は(我が家)は、いくらの家が買えるのか。」

多くの方は住宅ローンを利用して住宅を購入します。

そして、自分の借入可能額を知るために、銀行や不動産会社の窓口に相談に行かれると思います。

つまり、住宅の購入予算を決めることは、住宅ローンの借入額を決めることと等しくなります

では、こ住宅ローンの借入額を決める際に、どういった考え方で決めていくと良いのでしょうか。



予算を決める考え方

結論から言いますと、

住宅ローンは「いくら借りられるのか?」ではなく、

「いくらなら無理なく返せるのか?」という視点で考えます。​​​​​​​

なぜなら、「借りられる額」と「無理なく返せる額」は必ずしも同額ではないからです。


ローンの貸し手である銀行は、極論、返済さえしてもらえればいいのです。

返済が滞ってしまったら、銀行としては困りますよね。

その為に、銀行は住宅に担保を設定します。

そして、万が一返済できなくなってしまった場合、銀行は担保権を行使して住宅ローンを回収します。


銀行としては回収さえできれば問題はないですが、住宅ローンを返せなかった人はどうなるでしょうか。

万が一、返済できなくなってしまったら… 人生設計が大きく崩れてしまいますね。

借りられる額(銀行が貸せると判断した額)と、実際に無理なく返せる額は異なる場合もあります。

だからこそ、適正な額「無理なく返せる額」を、まずは考えるべきです。

では、その「無理なく返せる額」は、どうやって算出するのでしょうか



無理なく返せる額の算出方法

一般的には、次の2つの方法で算出していきます。


住宅ローン借入額の算出方法

①年収倍率

「年収の何倍が住宅ローンの借入額か」という考え方です。

一般的には、6~7倍が適切と言われています。

 例えば、年収500万円の方のケースですと、7倍の3,500万円までになります。

 これが、一般的には一つの目安になります。

②年間返済比率

「住宅ローンの一年間の返済額が年収の何%を占めているか」を算出するものです。

一般的に25%以下であれば概ね適正と言われています。

 例えば、次の条件で算出すると

 《年収500万円、住宅ローン借入額3,500万円、金利1%、返済期間35年間》

 毎月の返済額は98,799円なので、年間にすると1,185,588円となります。

 これを年収で割ると、23.71%という数値が出ます。これが、年間返済比率です。

つまり、上記のケースですと、①年収倍率7倍以下②年間返済比率25%以下であることから、3,500万円の住宅ローンの借入額は適正であると言えます!

計算方法は実に簡単ですね。

でも、本当にこんなに簡単に決めて良いのでしょうか…


多くの方にとって、人生で一番大きな買い物である住宅購入において、こんな簡単な計算のみで予算を決めて良いのでしょうか。

本当に「無理なく35年間返済し続けられる」と安心できるでしょうか。



年齢や家族構成、ライフプランによって予算は様々

次は、年収500万円の方が住宅ローン3,500万円、35年間借り入れた場合に、

下記の2つのケースに分けて考えてみましょう。


【検証】2つの世帯で比べてみた

例①)Aさん

・旦那様30歳年収500万円

・奥様30歳。お子様1歳。1~2年後にもう一人ご希望。

奥様は現在育児休暇取得中だが、2人目のお子様が保育園入園以降、正社員で復職希望

毎月2万円を学資目的でコツコツ貯金。

現在預金は300万円。家計簿も付けていて、貯金は毎年順調に増えている

・住宅ローン借入額3,500万円返済期間35年間予定

例②)Bさん

・旦那様45歳年収500万円

・奥様40歳。今はパートで月5万円程収入はあるが、正社員勤務は希望なし。

お子様12歳と10歳。

現在預金は300万円。家計簿は付けていないため、家計状況が不透明。赤字の月もある。

・住宅ローン借入額3,500万円返済期間35年間予定

いかがでしょうか。


同じ年収500万円で住宅ローン3,500万円の借入です。

年収倍率も年間返済比率も、問題ありません。

でも、もしあなたがBさんの立場だったら・・・

本当に安心して、住宅購入できるでしょうか。




住宅の購入予算はライフプランによって決める

今回のテーマに対する答えは、結論、これに尽きると思います。


「〇〇万円の住宅を購入したい!」

でも、人生で叶えたいライフプランは、住宅購入だけでは当然ないはず!

〇子どもには奨学金を借りさせず、大学の学費までしっかり用意してあげたい!

〇年1回は必ず家族で海外旅行に行きたい!

〇老後に安心して生活できるように、今からしっかり準備したい!

人生で叶えたい夢や希望、目標は人それぞれです。

あれもこれも叶えたい、それがライフプラン(人生設計)です。


何にいくらお金を使いたいか、価値観はそれぞれで、正解も不正解もありません。

しかし、予算には当然限度があります。

限られた予算の中で優先順位を決め、絶対に譲れないものは何か。

その中で、住宅の購入予算を考えていくと良いのではないでしょうか。


弊社FREE PEACEでは、お客様それぞれのライフプランをおうかがいし、ご家庭オリジナルのライフシミュレーションを作成しています。

先行きが不透明な時代だからこそ、ライフシミュレーションを通じて現状を知り未来を見据えたお金の計画、一緒に考えていきましょう!

しっかり計画と対策さえ立ててしまえば、住宅ローンの返済は怖くありません!






お客様が安心して住宅を購入できるように、

そして、その後のライフプランも安心して実現できるように、

弊社一同、全力でサポートし続けてまいります!


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