
住み替えるなら、賃貸or購入?
賃貸か?購入か?
よく取り上げられるテーマですよね。
どこかで一度は目にしたことがある方も多いかと思いますが、
重要なテーマなので、今回は改めて私たちの見解をお伝えしたいと思います!
(1)それぞれのメリット・デメリット
まずは賃貸・購入のメリットとデメリットをみていきます。
つまり賃貸は「好きなときに、好きな場所に住める」手軽さの分、長期的には多くのお金がかかることを想定する必要があります。
購入は賃貸の身軽さがなくなる分、資産価値のある不動産を購入すれば、長期的にはお金の負担が少なくて済むといえます。
(2)賃貸と購入のシミュレーション
では実際にどちらがどれくらい得なのかを判断するため、
それぞれ賃貸と購入の40年間のシミュレーションをみてみましょう。
● 購入の場合
・新築戸建てを想定
・購入金額:4,000万円
・住宅ローン:4,000万円 金利0.6% 35年借入
・月額ローン支払額:105,612円
・修繕費用:年間12万円
・固定資産税:年間15万円
● 賃貸の場合
・月額家賃:100,000円
・更新料:2年に1回 家賃の1ヶ月分
・10年に1回 20万円で引っ越し想定
購入した場合の総支払額は51,736,855円となり、賃貸の場合より936,855円多くなりますが、
重要なのは購入した場合には「家が資産として残る」ということです。
仮に40年後に購入金額の半値である2,000万円が資産価値として残った場合、
その値段で売却した場合には実質的な総支払額が31,736,855円まで減ります。
つまり、資産価値が僅かでも残るようであれば、長期的には住宅購入がお得という結論になります。
(金利状況リスク等、考慮すべき点もありますが……)
特筆すべきは利息と住宅ローン控除の金額です。
35年借り入れし続けた場合は利息の方が大きくなりますが、
繰上返済を行えば、利息負担は実質0円もしくは還付金の方が多い、なんて状況にもなりそうです。
(3)どう選択すべきか?
転勤が多い、もしくは一つの場所にとどまりたくない、という方は賃貸を選択すべきでしょう。
ただ、賃貸は長期的にお金の負担が大きくなる、ある意味「贅沢な」選択でもありますので、計画的な資金管理を行っていく必要があります。
特に住み替えする気はなく、気に入った場所でよりよい暮らしを実現したい、という方は購入がお得です。
ローンを完済できれば、居住費が大きく下がり、いざとなったときに現金化できる資産をつくることができますので、老後の対策として捉えることもできます。
しかし住み替えが安易に行えないリスクはありますので、緊急予備資金を手元においておくことや、収入がなくなる前に繰上返済する計画をたてておく必要はあります。
「とはいえ自分はいつ・どちらを選択すべきか判断がつかない・・」
「賃貸の場合、購入の場合で資金計画を明確にしたい」
という方は是非無料web相談を活用ください!