
相談事例① 家はなるべく 早く買ったほうが 得なのか?
今回はお客様からのよくある相談事例をもとに、家の買い方をお伝えしていきたいと思います。
目次[非表示]
- 1.Aさんからのご相談
- 1.1.考えるべきポイントはこの2つ!
- 1.1.1.1.住宅ローンの完済時期が延びる
- 1.1.2.2.無駄な支出が増える
- 1.2.【結論】購入は早いほうがおすすめ
Aさんからのご相談
・家族構成 :世帯主35歳 配偶者29歳 長男3歳 次男1歳
・年収 :世帯主550万円 配偶者100万円
・資産 :預金200万円
・現在の住まい :賃貸(家賃8万円)
・購入検討物件 :3,500万円の新築戸建
・住宅ローン条件:借入金額3,800万円 住宅ローン金利0.6% 借入年数35年
・相談内容
子供が2人になり、現在の住まいが手狭になったため購入を検討。
3,500万円の新築戸建てが気に入っているが、諸費用も借入する必要があり、住宅ローンは3,800万円ほどになると言われた。
金額も想定より高く、月額支払いが今より2万円ほど上がってしまうため、購入してもよいか迷っている。
手元のお金も多くはないため、貯金を増やしてから購入した方がよいのだろうか?
・回答
購入時期の先送りはお金の負担が増え、逆に購入予算を下げてしまうことになります。
そのため、解決策としては時期の先送りではなく、返済計画をしっかりたて、適切な予算を設定することが必要です。
では、なぜ購入時期の先送りでお金の負担が増えてしまうのか。
大きな2つの理由をご説明します。
考えるべきポイントはこの2つ!
1.住宅ローンの完済時期が延びる
例えば、購入時期を2年後にした場合、当たり前ですが完済年齢も2年後になります。
65歳定年を想定し、それまでに完済を目指す場合、繰上返済のために貯蓄する金額が大きくなってしまうのです。
この家庭の場合、購入を2年遅らせると65歳完済のための貯蓄額が月々8,088円増えることになるので、その分購入可能な予算は下がってしまいます。
2.無駄な支出が増える
住宅ローンの返済と家賃は種類の異なる支出です。
住宅ローンは返済は、多くは不動産を購入した元金です。
ローンを返済するということは、その分自分の手元には不動産という資産が残ります。
一方、家賃とは誰かのローンを代わりに支払っている状態のため、家主の資産は残っていきますが、自分の資産は残りません。
つまり、購入を2年先延ばしにするということは、家賃月額8万円の2年分である192万円が無駄な支出となることになります。
2年間で192万円以上貯蓄が出来ないと、そもそも先送りしたことが逆効果になってしまいます。
【結論】購入は早いほうがおすすめ
今までお伝えした理由から、物件を買うのであれば早いほうがお金の面からは有利と言えます。
なんとなくの不安で決断を先延ばしにすることで、本当は買いたかった家を買えなくなってしまうことに繋がることもあります。
重要なことは、将来実現したい生活も考慮した上で、返済可能な予算を設定することです。
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