
相談事例② 自分たちに合った予算は どのように決めるべき?
今日はお客様からのよくある相談事例第二弾です!
【前提】
・世帯主35歳 配偶者29歳 長男3歳と次男1歳
・世帯主の年収550万円 配偶者の年収100万円
・資産:預金500万円
・現在の住まい:賃貸 家賃8万円
・購入物件を探し中だが、予算がどんどん大きくなっている
【相談内容】
子供が2人になり、現在の住まいが手狭になったため、購入を検討。
最初はネットのシミュレーションで3,000万円の予算が適切と判定が出たため、その金額で探していたが、中々思ったような物件がなかった。
そのため、予算を上げて物件をみてみると、買いたい物件が出てきた。
見ればみるほど欲が出てきて、シミュレーション金額よりどんどん高くなっているが、大丈夫か?
【回答】
ネットのシミュレーション、銀行からの借入可能額はあくまで参考程度に留めるべきです。
なぜならネットのシミュレーションも、銀行の借入可能額も「支出」を考慮しないためです。
同じような世帯構成、世帯年収でも支出が違えば、当然購入可能な予算は変わります。
ではどのように予算を把握するのか?
支出をどのように考慮するのか?
大体の方が家を買うときは長期的に居住する前提で考えているかと思います。
支出も、現在だけでなく将来の分も考慮することで、より理想の状態が実現しやすくなります。
そのため、適切な予算を把握するためには「長期的なライフプラン」を作成する必要があります。
その手順について簡単にお伝えしていきます。
①現状の収支を洗い出し、将来の希望を数字化する
我々がお客様とお話させて頂く際は、下記のようなフォーマットを活用し、
抜け漏れがないように確認していきます。
②収入、支出に優先順位をつける
家族にとって何が大事か?あえて比較をし、優先順位をつけることで明確にしていきます。
また、夫婦で異なっていることも多々ありますので、その認識合わせもしていきます。
例えば、下記のようなことを比較します。
ex)子供の学資と住宅はどちらが大事か?
住宅が大事である場合、住宅の予算を確保した上で学資を準備する。
学資が大事である場合、学資を確保した上で、購入可能な住宅の予算を算出する。
また学資と一言にいっても、小学校から私立に進学させたいのか?高校から私立を想定したいのか?なども親の方針によってことなりますので、細かく確認していきます。
③住宅より優先順位が高いものを前提としたライフプランを作成し、余剰部分を住宅購入の予算と設定する
こうすることで「家を買うことで本当はやりたかったことにお金が使えなくなった!」という事態を避けることが出来ます。
④希望の物件が予算を超えていた場合、支出の調整が出来ないか検討する
購入したい物件の予算が200万円オーバーしていた場合、金利0.6% 35年の借入と考えると、月額いくら違いが出ると思いますか?
月額5,281円高くなる計算になりますので、支出から5,281円節約することができれば、予算を200万円上げても生活は変わりません。
理想でいえば、携帯代金や保険料などの固定費で節約出来ると、より生活のストレスは軽くなります。
⑤ライフプランが実現できる仕組みを構築し、実行する
ライフプランは判断のために役に立ちますが、それを実現することが最も重要ですよね。
予算が決まると安心してそこで終わってしまう方もいらっしゃいますが、机上の空論で終わらせないためにも、実現させるための仕組みを構築し、実行することが必要です。
「住宅購入を機会にライフプランを作成したい」
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