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相談事例⑥ ローンは一人? 夫婦で?

今日はよくあるお客様からの相談事例第6弾です!


【相談内容】

ローンを単独で進めているが、担当者から二人で組むことを提案された。

気持ち的に妻にローンを組ませたくないので、世帯主一人でローンを組むことを考えているが、

どのようにするのがよいか?


【回答】

実はここは多くの方が後悔される部分です。

結論から申しますと、二人でローンを組んだ方が得です!

理由としては、住宅ローン控除の還付額が最大化するからです。

詳しく解説していきます。



●住宅ローンについて

まずは住宅ローン控除について簡単におさらいです。

住宅ローン控除とは、新築戸建の場合

【最大4,000万円の住宅ローンの残債の1%が13年間 所得税・住民税から還付される】制度です。


そして、この4,000万円とは「一人あたり」の上限金額です。

今回、住宅ローンを4,500万円で組んでいるため、一人でローンを組んだ場合、500万円分は控除対象とならない金額になってしまいます。

しかしこの500万円分を奥様がローンを組むことで、世帯では4,500万円のローン控除を受けることが出来るようになります。


●税額はいくら?

そしてもう一つ気をつけならなければいけないのは、

「いくら所得税を支払っているか?」です。

ローン控除はあくまで、支払った税金から還付される制度のため、支払った税金が少ない場合、

ローン控除が計算通りの還付額にならない場合があります。

基本は所得税からの還付ですが、所得税で還付出来なかった分は、住民税から最大136,500円が還付はされます。


ではそもそも、年間支払った所得税はどうやって確認するのでしょうか?

実は皆さんが年に一回手にして確認し、住宅購入時も提出を求められる源泉徴収票に記載されています。




どこに書かれているか、わかりますか?

上記図の①はいわゆる年収が書かれており、多くの方が認識している部分だと思います。

他のところは何を書いているか、、分からない方がほとんどではないかと思います。

④に記載されている数字が所得税の金額です。

つまりここに書かれている数字が還付される金額となります。


今回の世帯の場合は、どのようにローンを組むのがよいのか?

具体的に見ていきましょう。



●今回の世帯で最適解を出してみる

ご夫婦の源泉徴収票を確認してみると、

ご主人:125,000円

奥様:65,000円

でした。

つまりお二人の最大還付額は

ご主人:所得税125,000円+住民税136,500円=261,500円

奥様:所得税65,000円+住民税136,500円=201,500円

となります。

※住民税は正確には「前年分の所得税の課税総所得金額等の7%」であり、上限が136,500円ですので、年収が400万円以下の方は具体的に確認した方がよいですが、ここでは分かりやすくするために、奥様の住民税控除額も136,500円としております。


それぞれ、下記3パターンで控除額の違いを算出してみました。



ご主人のみでローンを組んだ場合と比較し、

税額を確認して世帯で控除を最大受けれるように夫婦で最適な割合のローンを組んだ場合だと、

1,358,500円も控除額が大きくなります!

ローンの組み方で、150万円ほどの余剰資金が生まれると考えると非常に大きいですよね。



しかし現場では、

・住宅ローン控除が「1人あたり最大4,000万円」控除されること

・住宅ローン控除はあくまで税金の還付であるため、計算どおりにお金がもらえる制度ではないこと

が正しく理解されていないケースがとても多いです。

銀行からもそのような提案をされることは稀です。


この辺りは誰が責任を負ってくれる部分でもありませんので、

買う消費者が認識しておくべき点になります!



「自分で確認するだけだと合っているか不安・・」

「今後子供が欲しいが、その場合の妻の収入減をどう考えるか?教えて欲しい」

という方は是非無料web相談を活用ください!